ボリスとバーバラ、ふたりの暮らし。
絵本ぽかぽか陽気か続いたかと思えば、
冷たい風が頬をさします。
このくしゃみは風邪なのかい。花粉なのかい。
みなさん体調崩されていないでしょうか。
さて、当ミッフィー情報サイトでは、「ぼりすとばーばらの絵本」3冊セット(福音館書店)を3名様にプレゼントいたします。
応募締切がせまってまいりました。本日23:59まで。どうぞお忘れなく。
「ぼりすとばーばらの絵本」3冊セット(福音館書店)プレゼント
応募期間:2024年2月26日(月)~3月18日(月)23:59
当選者数:3名様
応募ページ:https://www.dickbruna.jp/present/index.html
※InstagramのDM機能を使って当選のご連絡をすることはございません。偽アカウントにご注意ください
※当選者様にはメールにてお知らせいたします。
※プレゼントの発送は日本国内に限ります。
※ご応募はお一人様1回限りとさせていただきます。
福音館書店より、くまの「ぼりす」とガールフレンドの「ばーばら」が登場する3冊の絵本『ぼりすと ばーばら』『ゆきのひの ぼりす』『ぼりす かいものにいく』が日本語翻訳され刊行されました。
(いずれも、ディック・ブルーナ文・絵/なかのゆりこ訳/福音館書店)
冒険心いっぱいなくまのボリスと、しっかり者のガールフレンド、バーバラのお話。
ボリスとバーバラの絵本がオランダで出版されたのは1989年、ブルーナさんが62才のとき。
当時既に70冊以上の絵本を手掛けていたブルーナさんの、シンプルで豊かな表現を味わうことができます。
こちらは『ぼりすと ばーばら』の一場面なのですが、
これ、何の場面か分かりますか?
一見では何の絵か分からないかもしれませんが、絵本を読めば、木から下りるボリスに見えてきます。
ちょっと失敗しちゃったボリス。どんな顔で木から下りてきたのかな。
とことんシンプルな表現で、読む人の想像をかきたてるような一場面です。
『ゆきのひの ぼりす』では、ぼうしをかぶってマフラーを巻いたふたりに出会えます。
背景には何も描かれていないのに、あたり一面に真っ白な雪が見えるよう。
雪が積もった日のまぶしさや、ピンとはりつめた冷たい空気までも思い起こされるようです。
『ぼりす かいものにいく』には、おいしいものもたくさん出てきますよ。
パンに牛乳、チーズ、トマト、なし。
どの絵もシンプルで力強く、壁に飾っておきたくなるような魅力があります。
さて、たくさんお買い物をした最後に、ボリスが買ったものは。
バーバラを思う気持ちに、胸があたたかくなります。
他のブルーナさんの絵本と同じように、ふたりの世界に特別な出来事は起こりません。
雪が降った日には自分たちにそっくりの雪だるまを作ったり、
お買い物の最後に、ささやかな贈りものを買ってみたり。
描かれているのは、日々のふたりの暮らしですが、
日常にあるしあわせや、大切な人を思いやるよろこびが、静かに伝わってくるようです。
かつて、ボリスの絵本を読んだブルーナさんの奥さんは、ブルーナさんに「ボリスはあなたのようだわ」と言ったそう。
どんなところが似ていると思ったのでしょう。
少しおっちょこちょいなところ?
自由きままなところ?
それとも、バーバラのことを大好きなところでしょうか。
今日は風が強いね、なんて話しているのかな。
世界のどこかで、今日もふたりで。
*福音館書店 みんなの人気者「ぼりす」
https://www.fukuinkan.co.jp/ninkimono/detail.php?id=46
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