「ミッフィー展」の手ざわり
グッズこんにちは。
夏が突然に始まり、待ってましたと言わんばかりにセミがわんわん鳴いています。
早いもので「誕生65周年記念 ミッフィー展」東京・松屋銀座での開催は、もう終盤。8月12日(水)からは神戸へと参ります。
誕生65周年記念 ミッフィー展
●東京会場
会期 2020年7月23日(祝・木)~ 8月10日(祝・月)
会場 松屋銀座 8階イベントスクエア(東京都中央区銀座3-6-1)
*東京会場の入場は「日時指定制」となります。
●神戸会場
会期 2020年8月12日(水)~ 8月24日(月)
会場 大丸神戸店9階 大丸ミュージアム〈神戸〉(神戸市中央区明石町40番地)
ミッフィー展公式サイト https://miffy65.exhibit.jp/
今日は、「ミッフィー展」の図録のお話。よろしかったらお付き合いくださいね。
表紙には、おばけ。
この扉を開けたら、おばけの正体がじゃーんと現れます。
写真と言葉だけではお伝えしづらいのですが、この表紙の手ざわり。みなさんならどのように表現されるでしょう。しっとりしていて、ちょっと、ふわふわ。
まっしろで、小さくて、ずしりと重みがあって、ちょっとふわふわ。小さなうさぎみたいな本。
手にしたときに、これはまぎれもなくミッフィーの図録だわ、と思いました。
ふわふわを、なでなで。
みてみて、この分厚さ。548ページというボリュームです。
「ミッフィー展」の展示作品を好きなだけまじまじと眺められるのはもちろん、絵本の作り方やストーリーメモの読み解き、日本の絵本作家さんや児童文学者の方が語るブルーナさんとミッフィーのことなど、読み応えたっぷり。
どのページも、優しく易しい文章で書かれていて、読むほどにあたたかい気持ちになります。
こうやって見ると、いろいろな色の紙が地層のように重なっています。
この図録にはいろいろな種類の紙や印刷手法が使われていて、ページをめくるにつれ、ふわふわ、つるつる、ざらざら、すけすけ。指ざわりが変わってゆきます。
たとえば。
スケッチにトレーシングペーパーを使っていたブルーナさん。『うさこちゃんはじょおうさま』の不採用となったスケッチ作品を紹介するページには、透ける紙が使われています。
展覧会で展示されている作品には直接触ることはできませんが、図録では触れた感じも味わえる。指先にも楽しい一冊です。
今回の「ミッフィー展」、私は初めて見る作品や初めて知ることがたくさんありました。
知っているようで、ブルーナさんの世界はまだまだ奥が深い。知り尽くすことはないぞ、と思うとわくわくします。
へー!とか、ほー!とか言いつつ、図録で何度でも堪能したいなと思います。ふわふわの表紙をひらけば、いつでもどこでも「ミッフィー展」です。
遠くにセミの声を聴き、アイスコーヒー飲みながら、おうちでも「ミッフィー展」。
そんなおだやかな時間を過ごしたいと思う2020年の夏です。ニーマルニーマル。
アイ
*「誕生65周年 ミッフィー展」図録は、「ミッフィー展」会場、下記オンラインショップにて販売されています。
品切れの際はご容赦ください。