オーケストラの日
絵本こんにちは。
桜の花びらのなかで戯れる小鳥が気持ち良さそうで、
つい見惚れてしまいます。
さて、
耳にイチバン!という語呂合わせで、3月31日は、オーケストラの日とのこと。
きょうは、こんなブルーナ絵本を手に取りたいと思います。
「おーちゃんの おーけすとら」を。
おーちゃん は、オーケストラの指揮者。
オーケストラのメンバーは、どんな楽器を演奏するのでしょう。
おーちゃんが一人一人紹介してくれますよ。
'とても綺麗な音'が出る、細長い笛のフルート。
'やわらかな木の音'が出る、木製のリコーダー。
'静かな音と勇ましい音'が出せる、トランペット。
'愛らしい響き'の、バイオリン。
大きな楽器のチェロ。座って抱えるように弾きます。
それよりも、もっと大きなコントラバス。立っても楽器に隠れてしまいそう。
それから、
絵本のページ2枚分。グランドピアノ。
チェロとコントラバスより弦の数が2本多い、ギター。
'ポロン、ポロン、ポロ、ロ、ロ、ロン'と綺麗な音がする、たくさんの弦を連ねたハープ。
そして、リズムをとる打楽器。
大太鼓、小太鼓、シンバル。ぜんぶひとりで演奏しますよ。
さぁ、おさらい。
フルート、リコーダー、トランペット。
バイオリン、チェロ、コントラバス。
ピアノ、ギター、ハープ。打楽器。
おーちゃんが指揮棒を手に、すっと上げれば、いよいよ演奏がはじまります。
吹く音、弾く音、叩く音。10種の楽器の色々な音が響き合います。
楽器の豊かな音とオーケストラの魅力が伝わってくる珠玉の1冊。
*' ' 内の音の描写は、絵本からの引用となります。
おーちゃんがブルーナさんだったら...そこにはどんな音楽が鳴っていたのでしょうね。
いまは想像の世界に、ほんの少し耳を澄ませて。
「おーちゃんの おーけすとら」(福音館書店) ディック・ブルーナ作 / 松岡 享子訳
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