きょうは とっても いいてんき
絵本梅雨の晴れ間の気持ちのいいお天気。
空飛ぶ鳥や洗濯物のようにはためく心地よさです。
テント日和、というのかな? ね、うさこちゃん。
絵本『うさこちゃんの てんと』のお話は、いいお天気の日を待っていたかのように、
うさこちゃんが庭にテントを出すことを思い立つところから始まります。
黄色いさんかくのテント。
後ろには、顔をのぞかせる可愛い小窓が付いているんです。
ワクワクする小空間のなか、うさこちゃんは何をしたかというと...
サンドイッチを食べたんです。おかあさんが作ってくれたね。
小さな子どもたちは、狭いところがだいすき。
なぜなのでしょうね。
それから、それから、
気持ちのいいお天気ですもの、ビニールプールを出して水あそび。
めいっぱい遊んだ後のからだを包む柔らかなタオルがなんとあたたかいこと。
そして、
そのまま、テントのなかで眠りにつくのでした。
(おしまい)
食べて、遊んで、寝る。
すっきりと晴れた青空の下、うさこちゃんの一日がなんとも清々しいお話です。
『うさこちゃんの てんと』(福音館書店)ディック・ブルーナ文・絵/松岡 享子訳
梅雨が明けたら、ほんとうの夏がやってきますね。
束の間の晴天がきらきらと愛おしいのは今だからかな。
※ミッフィーのマスコットは私物です。
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