ミッフィーと3人の絵かきさん
絵本フェルメールさん。
マティスさん。
ほくさいさん。
この本を読んだら、そんな風に親しく呼びたくなります、きっと。
こどもと絵で話そう『ミッフィーとフェルメールさん』『ミッフィーとマティスさん』『ミッフィーとほくさいさん』の3冊をセットにした『ミッフィーと絵かきさん』が美術出版社より発売になりました。
17世紀のオランダの画家、ヨハネス・フェルメール、20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティス、そして、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎。
時代も国も違う3人の画家の作品世界を、ミッフィーといっしょに、楽しむことができます。
「こどもと絵で話そう」とついているとおり、それぞれの画家の作品について、親子で語り合っているような会話が繰り広げられます。
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」を見て「うでがずいぶんふといのね」。
マティスの「ジャズ」をみて「こりゃなんだあ?」。
「北斎漫画」に「へんてこポーズ!」
といった具合に。とっても素直な子どもの感想です。
そうでした。絵を見るって難しくないんでした。
シンプルに「絵を楽しむ」ということを思い出させてくれます。
そして、それぞれの感想や質問に、大人がちゃーんと答えてくれるのも、この本のきもちいいところ。
絵かきさんたちの作品の合間に、こんな風にミッフィーも登場して。きっとお子さんたちも、飽きずに最後まで読んでくれると思います。
文章は、コピーライターの国井美果さん。構成は、デザイナーの菊地敦己さん。
一線で活躍するおふたりが、3冊とも、愛情込めて手がけてくれました。
いずれも巻末には、掲載作品の解説を収録。森本俊司さんによる、ブルーナさんとそれぞれの絵かきさんのことを語った文章も収められていて、大人もよみごたえ十分。3人の絵かきさんのこと、もっと知りたいという気持ちになりますし、もっともっと好きになりました。
知的なおもしろさに満ちた、美しい本。
ご自分用にはもちろんですが、
リボンをかけて、あの子にあの人に。
贈りたい人の顔が思い浮かびます。
ひとつ、うれしいお知らせ。
こちらの書店では、『ミッフィーと絵かきさん』(3冊セット)をご購入の方に、ちいさなミッフィーのメッセージカードをプレゼントしています。
銀座 蔦屋書店
丸善 丸の内本店
紀伊國屋書店 新宿本店
文教堂書店 カレッタ汐留店
ブックファースト 新宿店
HMV&BOOKS TOKYO(渋谷)
*在庫状況が店舗により異なりますので、店頭にてご確認ください。
*その他の一部書店でもプレゼントしています。
*万年筆は私物です。
手紙を書いたり読んだりする女性は、フェルメールさんの絵に何度か登場します。
贈りたい人に気持ちを込めて、フェルメールさんのモデルになった気分で、さらさら、お手紙書いてみてくださいね。
残念ながら、こんなガウンは持ってないけれどね。
アイ
こどもと絵で話そう ミッフィーと絵かきさん
美術出版社
4,500円+税
https://www.dickbruna.jp/goods/maker93.html