『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』
絵本こんにちは。
今日は、この絵本を開いてみたいと思います。
『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』(福音館書店刊)。
おばあちゃんが亡くなって、
涙を流すうさこちゃんたち。
おとうさんがお別れの言葉を述べて、
おばあちゃんは、静かにお墓で眠りにつきます。
この絵本について聞かれたブルーナさんは
かつて、このように語っていました。
愛する人との別れは悲しいことです。
でも、あなたの人生はこれからも続いていくんだよ
今、この言葉の意味が、とってもよく分かります。
うさこちゃんのおとうさんが
「おばあちゃんありがとう」とお別れの言葉を述べたように。
日本中から、世界中から、
心のこもった「ブルーナさんありがとう」の声が聞こえてきます。
こちらには、たくさんのあたたかいメッセージをいただいています。
https://www.dickbruna.jp/news/201702/4664.html
ブルーナさんの暮らしたオランダ・ユトレヒトでも。
絵本『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』の最後は、
このように閉じられています。
世界中からの声。
だいすきなブルーナさん、というよびかけ。
きっと、ちゃんと、聞いてくれているのでしょう。
ありがとう、ブルーナさん。
ブルーナさんの絵本や作品を
これからもずっとずっと、大切に、
みなさんと分かち合っていけたらと思います。
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絵本『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』(福音館書店刊 ディック・ブルーナ文/絵 松岡享子訳)
ブルーナさんの言葉は「ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年」(ブルーシープ刊 森本俊司著)より