オランダ モダン・デザインの手がかり
グッズ先日のみみよりブログでご紹介した展覧会
「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」の図録が、
平凡社より全国の書店等で発売されています。
うさこちゃんの日常のなかにもひょっこり顔をみせるモダンアート。
(この絵は、「デ・ステイル」の中心メンバーだった
モンドリアンの作品を彷彿とさせます)
頭を傾げながら、考えてみますが、ちょっぴりむずかしいよね。
『うさこちゃん びじゅつかんへいく』 ディック・ブルーナ文・絵 /松岡 享子訳
でも、「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」展の会場で、
リートフェルトの可愛い木のイスやADOの小さなドールハウスを見ていると、
とってもワクワクしてきます。
ブルーナさんの絵本「フォーレンダムのトト」(未刊)だって、
トトの緑色のまんまるおめめに導かれて、
オランダの港街を一緒に歩いているような気分に。
「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」(平凡社) より
20世紀初頭に生まれた、オランダ新造形主義のグループ「デ・ステイル」。
リートフェルトもADOのデザイナー、コー・フェルズーもその一員でした。
言葉にするとむずかしいけれど、 作品を辿れば、
その源は人々のくらしに寄り添ったものだったとわかります。
オランダ モダン・デザインの根底にある「デ・ステイル」。
その始まりの歴史を知る手がかりにもなる一冊です。
ぜひ、展覧会のお供にしてくださいね。
「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」(平凡社) より
モンドリアンの絵がそのままお家になったような、
リートフェルトの建築作品「シュローダー邸」は、
ブルーナさんが生まれる3年前、ユトレヒトの街に完成します。
きっと幾度となくその前を通り過ぎたことでしょうね。
テキストを行ったり、来たり。
もっともっと知りたくなってきました。
オランダのこと、モダン・デザインのこと。
そして、ブルーナさんのことを。
書籍 「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」
監修・著:ライヤークラス/新見 隆
発行: (株)平凡社
※2016年12月2日(金)から2017年1月22日(日)まで、
大分県立美術館(OPAM)にて、
「オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO 遊ぶデザイン&暮らしのアート」が開催されます。
詳しくはトピックスページをご覧ください。
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