ハッピーバースデー Dearブルーナさん。
今日8月23日は、ディック・ブルーナさんの89回目のお誕生日です。
1927年の8月23日、ブルーナさんはオランダ・ユトレヒトにうまれました。
ミッフィーの作者、絵本作家としておなじみのブルーナさんですが
今日はグラフィック・デザイナーとしてのブルーナさんのお顔を
ちらりとご紹介したいと思います。
ブルーナさんがまだ20代の頃のおはなし。
1951年、ブルーナさんはお父さんの営む出版社の専属デザイナーとなりました。
その後、ペーパーバック(廉価版の文庫本)の表紙デザインなどをてがけていました。
こちらはほんの一例ですが、なんとすてき。
20年以上にわたる会社員生活のなかで、
てがけた装丁は、2000冊にもおよぶといいます。に、にせんさつ…
それも、著作を読んでからデザインにとりかかっていたといいますから
その仕事量に気がとおくなります。
ブルーナさんが一冊一冊、ていねいにデザインを手がけたペーパーバックは、
人目をひき、評判となりました。
一冊とりだし、
一冊とりだし。
書棚から無作為にとりだしても、
どれもこれも、かっこういい。
かっこういいけど、あたたかい。
シンプルで力強い表現は、おなじみのブルーナスタイルに通じるものがあります。
ブルーナさんの絵本創作につながる、大きな根っこの部分が見えるよう。
ひとつひとつを、ていねいに、膨大に積み重ねた長き創作活動。
若いブルーナさんが手がけた仕事が
89歳のブルーナさんを祝福しているようです。
さて、ひとつお知らせ。
ブルーナさんデザインのペーパーバックの一部を
こちらの展覧会でもご覧いただけます。
■オランダのモダン・デザインリートフェルト/ブルーナ/ADO
□会場: 東京オペラシティ アートギャラリー
□期間: 2016年9月17日(土)~11月23日(水)
ミッフィーの作者として、だけじゃない
ブルーナさんの奥深い魅力をみなさんと分かち合えたら、
と思います。
ていねいに仕上げた仕事の最後に
ブルーナさんは自分の名前を入れるのでした。
私も胸をはって最後に自分の名前を入れられるように
ていねいに、満足のいくブログをつづりたいです。
えいえいおう、と、ひとりごと。
アイ