ウサコズフォントに包まれたなら
イベント情報こんにちは。
骨まで寒い!骨まで寒い!と騒いでいる間に、
2月がやってきました。
今日は寒さに負けずにお出かけしたい、すてきな展覧会のご紹介です。
ご存知でしょうか、福音館書店のブルーナ絵本は、
2010年に、書体もふくめて、デザインが一新されました。
オランダ語の原書のイメージに、いっそう近くなったのです。
こちらがブルーナ絵本のために作られた書体、その名も「ウサコズフォント」です。
優しく、愛らしく。文字のはしっこは、まるで、あの子のお手てみたい。
このブルーナ絵本のデザインやウサコズフォントをてがけたのが、
ブックデザインの第一人者である祖父江慎さん。
ただ今、日比谷図書文化館にて、
「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」が開催されています。
ブックデザイ。ちょっとひやっとするタイトルにまで、祖父江さんの遊び心。
展覧会場の一隅には、こんなコーナーがありましてね。
見上げると、
う さ こ ず ふ と も じ
ウサコズフォントに包まれる小部屋が設えられております。
祖父江さーん、こんにちはー。
踏んでしまっていいのかしら。足元まで、ウサコズフォント。
fax?マル秘?
よくみると、ぜったい絵本につかわないでしょう、という文字まで。
ウサコズフォントに包まれたら、どんな気持ちかな。
みなさんもぜひ体感してみてくださいね。
祖父江さんの手がけた、たくさんのブックデザイン。
どれもこれも、愉快で、そして緻密です。
アイデアメモや、印刷所へのお願いメモまで、どこまでも祖父江さんの魅力でいっぱい。
こんなにおおいそがしなのに、
そのお仕事は、読者にはもちろん、関係者にも、たっぷり親切でした。
すごいなーすごいなーと何度ささやいたことでしょう。
みなさんも、祖父江さんのお仕事に圧倒されてみてくださいね。
*「うさこちゃん」関連展示は、前期2月14日までとなりますのでご注意ください。
■日比谷図書文化館特別展「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」
□会期: 2016年1月23日(土)~3月23日(水) ※前後期にて展示替えあり
前期「cozf編」:1月23日(土)~2月14日(日)
後期「 ish編」:2月16日(火)~3月23日(水)
(休館日:2月15日(月)、3月21日(月・祝))
□会場:日比谷図書文化館1階 特別展示室
□開室時間:平日 10:00~20:00、土曜 10:00~19:00、日・祝 10:00~17:00
http://hibiyal.jp/hibiya/museum/exhibision2015sobue-cozfish.html
さて、祖父江さんとミッフィーのお付き合いは深く、
ミッフィーの展覧会の図録やグッズも祖父江さんの手によるもの。
どれも、愉快に、かわいく、デザインいただきました。
「誕生60周年記念 ミッフィー展」では「ミッフィー・アートパレード」にも参加。
太い輪郭のある、立体のミッフィー。(下の写真、左から3体目)
2次元と3次元の間にいるような、不思議な存在です。
作品を背に、こっくり、こっくりこする祖父江さんでございました。
さて、突然はじめました。今日のきまぐれクイズ。
背表紙もかわいい、福音館書店の絵本。
並んだ並んだ、うさこちゃん。
うさこちゃんは。
うさこちゃんの。
うさこちゃんと。
数ある「うさこちゃん」の絵本のなかで、
「うさこちゃんは」ではじまる題名の絵本が1冊だけあります。
さて、その絵本ってなーんだ。
こたえは次回のブログでね。
ちょっと、ひっぱってみました。
アイ