こんにちは。
いつでも、こちらをじっと見つめているミッフィー。
こっちからも、じーっと見つめかえしてみましょう。
じじじじじー
照れずに、よおく見つめると。
ミッフィーが、こまかく震えたような線で描かれていることに気づきます。
ブルーナさんは、一気に線を描くのではなく、
点を重ねていくように、ゆっくり、ゆっくりと描いているのです。
こんな風に、しわの刻まれた手で、筆を使ってね。
そういえば。
ブルーナさんは、ミッフィーのお顔をどこから描くのかな?
そんな知っているようで知らなかったことも載っている一冊が発売になりました。
「新装版 ディック・ブルーナさんの絵本のつくりかた」。
(美術出版社みづえ編集部・編)
どうしてブルーナさんは、片方だけ耳のたれた「たれみみくん」を
描いたのでしょう。
絵本を描き始めるときって、ブルーナさんはどんな気持ちなのかな。
そんな素朴な疑問が、ブルーナさんの言葉を通じて解き明かされていきます。
この左側の子はまさか…
右側の絵も気になりますね。
あれ?のっぺらぼうのミッフィー?
絵本の構想からスケッチ、印刷原稿の作成まで、
1冊の絵本が生まれる過程も知ることができます。
2007年に刊行された本書に、
近作絵本をブルーナさんが語るインタビューが加わり、バージョンアップしました。
(インタビューは月刊『美術手帖』2010年4月号より収録したものです)
ぜひみなさんの大切な一冊に。
シンプルさのかげにある、奥深さ。
きっと、知れば知るほど、好きになってしまいますよ。
(写真に写っているものはすべて私物です)
アイ