じのないえほん
絵本こんにちは。
東京はどんよりとした夏日。
みずみずしい瞳のあの少女の、青と黄色を思い浮かべてみました。
じのないえほん。
それはこんな風に2つの絵が並んでいます。
女の子の名前はアイリス。
窓の外に、擦り切れたこどもたちを見つけます。
アイリスは自分の持っているものを、ひとつひとつその子達にあげました。
そしてひとつ、のこったもの。
ずっと忘れていた、うさぎのぬいぐるみ。
懐かしい大切なものに出会ったような、
そんな何とも言えない後味が広がります。
この少女が誰なのか、女神なのか、わかりません。
ブルーナさんはなぜ、このお話にことばをつけなかったのでしょうね。
~『IRIS EEN BOEK ZONDER WOORDEN』
ディック・ブルーナ作 2000年オランダ (日本語版未刊) より
そうだ、あのおんなのこはどんな顔をしていたっけ。
それから、あの少女は何を見ていたのかな。
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