続・ボリスとかさ
絵本こんにちは。
今日も雨が降った東京です。
前回から引き続き、「ボリスとあおいかさ」のお話を少し。
なんとうれしいことに、このお話のアイデアは、東京で生まれたのですって。
講談社「ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと」の中で
ブルーナさんはこう語っています。
その日は雨でした。
滞在中のホテルの窓から見ていると、眼下に傘をさしている人たちが大勢いました。
すると強い風が吹いて風にあおられ、
今にも人が傘といっしょに飛ばされそうになったのです。
「これを絵本にしてみたい!」とあわててその光景をスケッチしたのです。
ブルーナさんが見ていたのは、
あの時傘をさして歩いていた、あなたかもしれない。
東京に出張に来ていた、あなたのお父さんかもしれない。
そう思うと、ぐっと親しみがわいてきます。
ボリスのように、シンプルな青いかさもすてきだけど、
こんな楽しい傘もいいものです。
だって、見上げたらミッフィーがいっぱい。
*こちらはサンマルコさんの傘。
他にもいろいろあります。
https://www.dickbruna.jp/goods/maker51.html
アイ